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共に生き、共に創る。人々が織りなす共創プロジェクト

2024/03/18 ヨコハマフォント(神奈川県横浜市)
2024/03/18 ヨコハマフォント(神奈川県横浜市)

地域活動支援センターむすび 神奈川県横浜市神奈川区神之木台3番3号

緊張からワクワク、可能性無限大な活動へ

1859年の開港以来、国内外から多くの人々が集まり、あらゆる文化や産業技術が交流する横浜。華やかな観光都市の印象が強い横浜ですが、他の地域同様、多くの障がいのある人が暮らし働き、それを支える人々が共存しています。

今回ヨコハマフォントに参加した地域活動支援センターむすびは横浜市神奈川区でカフェ運営をメインとしてメンバーが活動をしている事業所です。

「ヨコハマフォントプロジェクトへの参加について話し合った時、絵なんて難しくて描けないけど…?という声が多くのメンバーからあがりました。まぁ、字だけでokならやってみようかと不安の中でのスタート。しかし蓋を開けてみると、回を追うごとに緊張からわくわくしたものにメンバーの表情が変わり、アイデアが湧き、イラストが描けるようになりました。」(地域活動支援センターむすび所長)

障害がある人と学生とのコラボレーション

ソーシャルデザインを学ぶ様子

今回の活動には、横浜駅のすぐそばにある情報科学専門学校の学生が参加しています。学生は、むすびへ伺ってメンバーと一緒にアート活動をし、学校へ戻ってアプリケーションの操作方法を学びながら、デザインを考えます。協力デザイナーは操作方法やデザインを教えるだけではなく学生の「やりたい!」という気持ちを大切に、更に、「どのような活動やデザインがむすびにとって良い影響を与えられるのか」ということを、学生が主体的に考え動けるようにサポートしています。

「まずはお互いを知る為に、むすびでの活動初日はスマホ教室を開催しました。むすびメンバーのスマホの悩みを学生が一瞬で解決し、わーっと声が上がり緊張していた場が和んだことを覚えています。アート活動が進んでいく過程では、学生やデザイナー、むすびメンバーからも、「こうしたら良いのでは?」や「こういったことをやってみても良いですか?」と、嬉しい提案が上がるようになり、最終的にはむすびらしい、横浜らしいデザインが出来上がりました。学生が関わることで福祉という閉鎖的な環境に新しい風を吹き込み良い循環が生まれていくと思います。」(一般社団法人ヨコハマフォント代表理事:平安山美春)

出来上がった作品はみんなで確認します

学生もスタッフもみんな一緒にワイワイ描きます

共に生き、共に創る。人々が織りなす共創プロジェクト。

「回を追うごとに、今ではフォントの日を楽しみにしているメンバーが増えました。そしてその作品が学生の手によりアート化される。学生との会話も楽しみのひとつ。若い人のエネルギーはすごくて圧倒される。負けていられないと元気をもらっています。自分の新しい一面を発見できる可能性無限大な活動と感じています。」(地域活動支援センターむすび所長)

初年度ということで手探りの状況でスタートしたヨコハマフォントですが、関わる人たち全員でより良いデザインを創り上げていく一体感がありました。年齢も育った環境も違う、多種多様な人々が繋がり協働することで相乗効果も高まり、今後更に面白いデザインが生まれてくるでしょう。横浜の地で共に生き、共に創る。まさに人々が織りなす共創プロジェクト。今後の展開が楽しみです。(一般社団法人ヨコハマフォント 代表理事 平安山美春)

 

こちらのストーリーで生まれたフォント・パターン

ストーリーづくりを
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「ご当地フォントサイトにデータを登録したい!」「デザイナーを紹介してほしい!」「アートワーク(フォント・パターン)を活用したイベントを企画提案してほしい」など、さまざまなお手伝い、連携を進めております。ぜひお声がけください。